秋の祭りで有名なもの

ここでは秋の祭りやイベント、恒例行事などで有名なものをいくつかご紹介します。

そもそも日本全国で開催されているお祭りは、10万~30万もあるそうです。

伝統的なものから、商業的なものまでいろいろありますが、そのそれぞれにイベントや衣装、かけ声などの特色があります。
お祭りは見るのも参加するのも楽しいものです。

日本人にとって“祭り”には、どんな意味があるのでしょう?
ひとつつの重要なキーワードは「春夏秋冬」です。

 春には種をまいて豊作を願い、
 夏には台風や疫病などの被害がないことを願う、
 秋には収穫の実りを感謝し、
 寒い冬には魂の充実を感じる、

日本では季節の移り変わりの中で、人々は生活を営んでいます。
その季節感と祈りと感謝が祭りの中に込められているのです。

具体例を挙げてみましょう。

春は田に稲を植える時期です。
日本人にとって一年の“始まり”とされることが多い季節です。

春に行われる祭りの代表は、「お田植え祭」でしょう。
これは、豊作を祈願する祭りで、祭りともに田植えを実際に行うものと、その所作をまねして演じるものとがあります。

夏祭りでは、京都の「祇園祭」や大阪の「天神祭」が代表的なものです。
その由来は、昔、夏に疫病が流行ったことにあります。

疫病は神の祟りだと恐れていたので、疫病退散を願うために行われるようになった夏祭りが多いです。
京都と交易のあった都市でも疫病に苦しめられたときに、京都の祇園祭を真似して行い、やがて独自に作った祭りが行われるようになっていたというものもあるようです。

夏祭りは、そのほかにも、「台風除け」や「虫送り」(無視の被害が少ないように祈る)の祭りもあります。

秋には、春のお田植え祭と対になった秋祭りが行われます。
稲刈りの時期の秋祭りの代表は「新嘗祭(にいなめさい)」でしょう。

新嘗祭は、米の収穫を喜ぶとともに、それを神様に感謝するために行われます。

冬は、「裸祭り」や「 火祭り」が行われています。
これは、厳しい寒さに耐えて魂を充実させたいという願いが込められています。

一方で、新春を祝う祭りや節分の祭りの多くは、販売促進という商業目的や、観光客を呼ぶための町おこしイベントとして開催されています。その一例として有名なのは毎年恒例となっているのが「さっぽろ雪まつり」です。

屋台で有名な播州秋祭り:

播州秋祭りは、兵庫県南西部の播磨地方一帯で、10月に開催される毎年恒例のイベントです。
「播州秋祭り」は地元の人々が愛するお祭りというだけでなく、「屋台練り」で有名です。

練子と呼ばれる担ぎ手がふんどし姿で華やかな神輿や屋台を担ぎ、声を張り上げて歩く「屋台練り」で知られるこの祭りは、秋の風物詩としてこの地方の人々に愛されています。
普段は地元を離れて暮らしている人や、いつも忙しくしている人でも、このお祭りだけは見逃せないと言います。

播州秋祭りの魅力の1つの「屋台」とは、一般的なお祭りで見られる店舗のことではありません。
いわゆる“祭礼山車”のことを屋台と呼んでいるのです。
さまざまな伝統工芸の職人たちの技術で作られた一つ一つのパーツを組み合わせることでこの屋台は作られています。

「屋台練り」ともに、“獅子舞”もとても盛んです。
中でも、大塩の獅子舞は兵庫県の無形民俗文化財に指定されています。
黒い毛で頭から尾まで覆われた獅子が豪快に舞う姿が特徴的です。

また、松原八幡神社の「灘のけんか祭り」は、日本三大荒神輿に数えられています。
男たちが大きなかけ声とともに、神輿を激しく揺らし勢いよくぶつけ合う「神輿合わせ」は、一番の目玉といえるでしょう。
”神輿が激しくぶつかるほど神意に叶う”と信じられています。

播州秋祭りには、10万人を越える見物客が集まります。
大勢の人たちに見守られながら、美しい屋台が大きな地響きをあげながら倒される光景は圧巻です。

伝統的な秋祭り「川越まつり」:

360年続く伝統的な秋のイベント「川越まつり」。
川越には数多くの歴史的な建造物が立ち並び、江戸時代の町並みを残していることでも知られています。

川越まつりの起源は、1648年に川越城主が氷川神社に祭礼用具を寄付したことが始まりだと伝えられています。
国指定重要無形民俗文化財に指定されているこの祭りは、毎年10月の第3土曜日と日曜日の2日間、川越市の中央市街地一体で行われます。

また、祭りに使用される「山車」も文化財となっています。全長8メートル以上もある山車には舞台があります。
そこでは、太鼓や笛、鉦のお囃子が演奏され、さまざまなお面をかぶった舞い手が踊ります。

それぞれの山車の屋根の上には歴史上の人物や民話に登場する人物を模した人形が祭られています。この人形は山車全体のデザインのモチーフともなっています。

川越まつりの一番の見所は、「曳っかわせ(ひっかわせ)」でしょう。
曳っかわせとは、山車と山車が道ですれ違う時に向かい合わせになることを言いますが、特に夜の曳っかわせは、主要な交差点で繰り広げられる山車同士の競演が大きな見せ場になっています。

川越市役所前の山車巡行は一斉に山車が集まるので、観光客や写真愛好家に人気です。

江戸情緒あふれる町並みに、華やかで迫力ある山車、祭りの雰囲気を彩るお囃子など、川越祭りは見どころがいっぱいの秋祭りです。

四国三大祭り:

四国3大祭りをご存知ですか?

高知県の「よさこい祭り」や徳島県の「阿波おどり」は、全国区の知名度があり、日本を代表する祭りと言っても良いでしょう。
“四国三大祭り”の残りのひとつ「新居浜太鼓祭り」は、残念ながら、知名度という点ではもうひとつのようです。

新居浜太鼓祭りは、勇ましい男たちによる激しく豪快な秋祭りです。

・金銀の糸で刺繍された豪華で美しい山車「太鼓台」が50台以上練り歩き、太鼓台同士をぶつけ合う激しい「喧嘩」
・太鼓台を担ぎ上げて競う「かきくらべ」

など、新居浜市内最大のイベントとされるだけでなく、実際に愛媛県内外からたくさんの観光客が集まります。

先にも記した「太鼓台」は、神社の祭礼で出される山車のことで、このお祭りの見所です。
金と銀の糸で全体に美しい刺繍。高さ5メートル以上、重さ3トン以上のものも中にはあります。

その絢爛豪華かつ巨大な太鼓台を最大150人の「かき夫」と呼ばれる男たちが担ぎ上げ、太鼓台から響き渡る太鼓の音や、運行を仕切る指揮者の笛の音、男たちのかけ声とともに練り歩くさまは壮観です。

また「喧嘩」も新居浜太鼓祭りの名物です。それぞれの太鼓台を相手に向かって勢いよく突進させる光景は、迫力満点。

この「喧嘩」は、もともとは漁師たちが漁業に関するトラブルを起こしたことに由来していると言われています。

最大の見せ場は、「かきくらべ」です。

太鼓台が一カ所に数台集まり、太鼓台の車輪をはずして、かき夫たちの力だけで担ぎ上げ動かします。

そこからさらに、太鼓台を一斉に高く持ち上げる「差し上げ」は、熱気あふえるかき夫たちと歓喜にわく観客との一体感、高揚感は見事です。

全国的にはあまり知られていない新居浜太鼓祭りですが、その激しさと豪華さに圧倒される魅力あふれる秋祭りは一見の価値ありです。

新居浜太鼓祭りは、毎年10月16日~18日に、秋の豊作を祝って新居浜市内各地で開かれます。

豪快な「岸和田だんじり祭り」:

祭りには、「勇壮な」とか「迫力ある」とかいった言葉が付くものが多くありますが、「豪快な」という言葉がぴったりくるのが「岸和田だんじり祭り」です。

「岸和田だんじり祭り」は、大阪府岸和田の秋祭りです。
“だんじり”では、猛スピードで曲がり角を豪快に方向転換する「やりまわし」が有名です。

地元岸和田の人たちは、だんじりとお祭りが1年中頭の中にあって、だんじり談義に花を咲かせています。
男たちはだんじり祭りに向けての度々の寄り合いをしたりしています。

岸和田だんじり祭りは、約260年前に始まったといいます。
現在の「岸城神社」で行われていた夏祭りに、茶屋新右衛門が藩主に提灯を付けたいと願い出たことがきっかけだとのことです。

また別の説もありまして、神様を京都「伏見稲荷」からお招きして、五穀豊穣の祈願を「岸和田城」で行ったことが始まりだとも伝えられています。

いずれにしても、「だんじり祭り」は、神社のお祭りがもとであり、豊作への願いが目的なのです。

岸和田だんじり祭りには、「試験曳き」「宵宮」「本宮」があります。

「試験曳き」は、宵宮と本宮の前に、だんじりを試しに動かしてみて、悪いところがないか確認をすることです。
いわば“練習”ですが、だんじりを本番と同じように動かしますので、この試験曳きを見に来る見物客も多くいます。

宵宮は、早朝から曳出しが始まりますが、人気が高いので早くから見物客でいっぱいになります。
午後からは、パレードが行われ、着ぐるみやさまざまなパフォーマンスなどのイベントが行われます。

本宮では「宮入り」として、氏神様にあたる「岸城神社」「岸和田天満宮」「弥栄神社」を参拝し五穀豊穣を祈ります。

そして、何より見逃せないのは「やりまわし」です。

4トンもあるだんじりが猛スピードを出して豪快にカーブする光景は圧倒されます。
だんじりが倒れてしまいそうになるなど、手に汗握る場面もたびたびありま。

きれいにやりまわしができた瞬間は、観客から大きな歓声と拍手があがります。

岸和田だんじり祭りは、50万人~60万にもの来場者が集まる秋祭りです。間違いなく見る価値のあるお祭りですが、来場者がとても多いので、時間に余裕をもって見に行く必要があります。

「久礼八幡宮大祭」の大松明:

「久礼(くれ)八幡宮大祭」は、土佐の三大祭りの1つです。
「久礼八(くれはち)」「おみこくさん」「八幡様」といった愛称で親しまれ、高知県内外からたくさんの観光客が集まります。

久礼八幡宮大祭の見所は、「御神穀様(おみこくさん)」と「けんか太鼓」です。

御神穀様は、男衆が大松明と小松明を掲げて、深夜から明け方にかけて練り歩くものです、
けんか太鼓では、太鼓と太鼓を激しくぶつけ合います。

御神穀様の「御神穀」とは、“神に捧げる穀物”という意味です。
秋の豊作に対する感謝として、御神穀(収穫した新米など)を持って、頭屋から男衆が出て松明を掲げて町内を練り歩き、御神穀を久礼八幡宮に奉納します。奉納後、役目を果たした大松明を本殿から境内に投げ出します。その松明の残りを一斉に拾うのが「熾き拾い(おきひろい)」です。この松明を拾ってお守りにすれば、1年の無病息災にご利益があると伝えられているので、大勢の人々が競って拾い合い、大いに盛り上がります。

前夜祭では、本殿で巫女の舞が行われます。ふるさと海岸では花火大会が行われます。子供たちはこれらのイベントともに、たくさんの露店や夜店並ぶのを楽しみにしています。

2日目に行われるのが「御神幸(おなばれ)」です。これは、年に1度の神様の浜遊びとされています。
御神幸の行列は、先頭に竹取りの少年たち、そして、弓持ちや力士、神職、御輿の順に練り歩きます。息の合った天狗の舞や獅子舞などが見所です。
最後のイベント「喧嘩太鼓」は、いくつかの地区が競い合い、激しく太鼓をぶつけ合います。荒っぽく勇壮な祭りは漁師町ならではのものでしょう。

「八幡祭」(「高山祭」の秋祭り)

秋祭りの「八幡祭(はちまんまつり)」は、16世紀後半~17世紀に始まったと言われています。
春祭りの「山王祭(さんのうまつり)」ととともに「高山祭」と総称されています。
時代とともに移り変わりながらも、現在でも江戸時代の雰囲気を醸し出す伝統行事として有名です。

「八幡祭」は、旧高山城の城下町北半分の氏神様「桜山八幡宮」の例祭です。
毎年10月9日と10日に安川通り北側の下町に豪華な屋台11台が登場して行われる、屋台の曳き廻しやからくり奉納などが見所です。

「御神幸(ごじんこう)」(祭行列)では、お囃子や獅子舞、雅楽などを披露しながら、鳥文様の衣装の「闘鶏楽(とうけいらく)」や裃姿の警固衆などの伝統的な衣装を身にまとった総勢数百名もの大行列で町を巡るものです。
9日の午後から祭行列が八幡宮を出発して町を巡行。10日は午前に出発してお旅所を(神様の休憩所)を経由して八幡宮へ帰ります。

9日と10日の両日、八幡宮の境内では、布袋台(ほていだい)の屋台で「からくり奉納」が行われます。
布袋台の上部の2体の唐子(からこ)が“アヤ”と呼ばれるブランコのような棒を渡って布袋和尚の肩に飛び移り、布袋和尚が軍配を振るという巧みなからくりです。日本が誇る伝統美に、観客からはおおきな歓声があがります。

9日の午後には、4台の屋台が市街地を巡行する「屋台曳き廻し」が行われ、屋台の美しい構造を間近で見ることができます。
4台の屋台の中、神楽台と鳳凰台は毎年登場しますが、残りの2台は布袋台を除いた屋台が交代で参加することになっています。

高山祭のもう1つの魅力は、9日の夕方から行われる幻想的な「宵祭」です。
それぞれの屋台に100個の提灯を灯してゆっくりと町を巡ります。最後に、伝統の曳き別れ歌の「高い山」をゆったりと歌いながら、それぞれの屋台蔵へと帰るのです。闇夜にゆらゆらと揺れる提灯の灯りと、秋の心地よい夜風は独特の雰囲気を醸し出します。

異国情緒あふれる「長崎くんち」:

長崎くんちは、長崎県の氏神様である「諏訪神社」で毎年10月7日~9日に行われる秋祭りです。
9日に開催されることから「くんち」と呼ばれています。

江戸時代の南蛮文化の影響を受け、ポルトガルや中国、オランダなどの異国情緒あふれるお祭りです。長崎最大のイベントでもあります。

長崎くんちの起源は、1634年、諏訪神社の前で、遊女2人が謡曲「小舞」を奉納したことだと伝えられています。
この奉納踊は長崎の歴史を受け継ぎ、さらにさまざまな異国文化を取り入れ、豪華で国際色豊かな祭礼となりました。

7日が「前日(まえび)」8日が「中日(なかび)」9日が「後日(あとび)」と呼ばれます。
この3日間かけて
諏訪神社に祀られているご神体3体が、前日に諏訪神、本宮から御旅所(おたびしょ)に下り、後日に再び本宮に戻ってくるという神事が行われます。

奉納踊を披露するのは当番の踊り町です。3日間、諏訪神社本宮で奉納踊りをし、八坂神社や御旅所、踊り場でも奉納踊を披露した後、町に降りて民家の前やそれぞれの企業でも奉納踊りを行います。

長崎くんちでは、それぞれの町が披露する「演し物(だしもの)」が大きな見どころです。

すべての町で共通する演し物もあれば、1つの町だけで披露する演し物もあります。いずれも大変素晴らしいもので、多くの見物客が集まります。3日間かけてをゆっくりと鑑賞したいという場合には、観覧席のチケットを購入すると良いでしょう。

観覧席を確保しなくても近くで見ることができるスポットもあります。
また、それぞれの町内に“福のお裾分け”を意味する「庭先回り」も毎年行われてます。
市内の官公庁や店舗、個人の家などを巡り演し物を披露するのを追いかけるのもおすすめです。

「まりも祭り」/阿寒湖の宝を守る:

「まりも祭り」は、阿寒湖の“宝”である「まりも」を絶滅や盗採から守ることが目的で、昭和25年に始まった秋祭りです。
もともとはアイヌ民族の伝統ある神事で、自然の神々に対して感謝を捧げ、まりもを「迎える儀式」と「送る儀式」が神聖な雰囲気の中で執り行われます。

このほかにも、「まりも音頭」にあわせて踊る「まりも踊り行進」や、中学生による「まりも御輿」などを合わせて行う秋祭りです。

まりもは、阿寒湖の水深2m~3mのところに生育する藻の一種です。
丸い形になるまりもは阿寒湖のものだけということで、天然記念物に指定され、有名になりました。
しかし、有名になったことで、まりもを勝手に持ち帰る心ない人が出てきました。
また、阿寒川上流に水力発電ができたことで湖の水位が低くなり、浜に打ち上げられたまりもは枯死するようになりました。
そうして絶滅の危機にさらされたまりもを守ろうと「まりも祭り」が始まったのです。

まりも祭りは、今では毎年恒例の秋祭りとして、「さっぽろ雪まつり」と並んで北海道の有名なイベントになっています。
祭りと言っても、まりも祭りは全体を通して静かな雰囲気の中で行われます。

中でも2日目の「迎える儀式」で、闇夜の中を松明(たいまつ)を灯した丸木舟がゆっくりと湖面を進む様子は幻想的な雰囲気です。儀式の中でアイヌの女性が歌うアイヌの歌は、言葉の意味がわからなくても不思議と耳に入ってきます。

まりもを迎える儀式の後に行われる「たいまつ行進」では、観光客もアイヌの人たちの後に続いて行進することができます。
たいまつが余っている場合には、たいまつを持たせてもらえることもあります。

阿寒湖周辺の地域は、自然が豊かな場所で水や空気もとてもきれいです。
また、まりも祭りが開催される時期は、紅葉がとても美しいので、紅葉の散策にも最適です。

「筆まつり」で日本文化に触れよう

「筆まつり」は、広島県広島市の熊野町で、秋分の日に開催される毎年恒例の秋祭りです。熊野町は筆の生産量が全国で80%を占めることで知られています。

毎年、筆まつりの当日には、
・「筆供養」
・巨大な筆で一気に描き上げる「大作席書」、
・特別価格で筆を購入できる「筆の市」、
そしてふれあいステージなど、さまざまなイベントが開催され、小さな子どもからお年寄りまで、たくさんの人々で賑わいます。

「筆供養」は、筆を浄火の中に投じ供養するものです。
これは、その役目を終えた筆に感謝し、筆を作るために協力してくれた動物たちの供養と、筆を使う人たちの書道の上達を願って行われます。

熊野で生まれた筆は、役割を果たすと筆供養によって熊野に帰り、この土地で永代供養されるのです。

日本で筆は、書道をはじめ絵画や化粧に使われるだけでなく、陶器の絵入れや手書き友禅といった手工芸品にも使われてきました。
江戸時代以前の書物はほとんどが筆で書かれています。日本文化は筆なくしては語れないのです。

この筆まつりでは、「筆文化」を身近に感じたり、実際に触れたりすることができます。
中でも、ハンズクラフトはさまざまな筆を使った手工芸を誰でも体験できる参加型のイベントです。
“筆”で水墨画や絵手紙を体験することができます。また、すずりの産地として有名な山口県楠町の「赤間硯」も販売されます。

熊野中学校のグランドに設営される会場は、「ふれあいステージ」となります。
町内の団体がダンスやバンド演奏、吹奏楽団などで盛り上げます。

「屋台村」も開かれ、お好み焼きなども堪能することができます。

熊野町の筆まつりは、日本文化と触れ合うだけでなく、楽しいイベントに参加できる、家族みんなで楽しめね秋祭です。

愛知県豊橋市の「炎の祭典」:

「手筒花火」の発祥地は愛知県豊橋市と言われています。

手筒花火は、火薬が詰められた約1メートルの竹筒を人が抱えたまま行う花火のことです。
打ち上げるのではなく噴き上げ花火で、火柱は10数メートルも上がるものもあります。
この手筒花火は、豊橋市の「吉田神社」が発祥の地と言われ、豊橋市のある東三河地方や、静岡県の遠州地方西武などで盛んに行われています。

「炎の祭典」は、9月の第2曜日に開催される秋祭りです。
手筒花火25本が披露されるだけでなく、スターマインや仕掛け花火、乱玉など、さまざまな種類の花火を楽しむことができます。

全身で巨大な竹筒を抱え込む手筒花火は、炎の火花から降り注ぐ火の粉に耐えながら仁王立ちで支える男たちの姿は感動的です。とても危険ですが、その迫力と凛々しさ、花火と一緒に奏でる力強い和太鼓も見所です。

炎の祭典はには、毎年非常に多くの見物客が集まるので、会場となる「豊橋球場」で鑑賞したい場合は、入場整理券を購入する必要があります。

炎の祭典の観覧席が付いたツアーを用意している旅行会社もありますので、ツアーもおすすめです。

「名古屋まつり」の三英傑:

「名古屋まつり」は、昭和30年に始まった秋祭りです。

「郷土英傑行列」では、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の“三英傑”や武士が約600人、さらに女人たちの豪華絢爛行進が見ものです。
指定文化財とされている「山車揃」、名古屋らしくきらびやかな「フラワーカー」など、名古屋の中心となる会場でさまざまなイベントも開催されます。

地元のグルメや特産物が並ぶ露天や、東山動物園や名古屋城といった名古屋の観光名所の無料開放なども行われます。

名古屋まつりの最大の見所の「三英傑行列」では、陣羽織姿で元気いっぱいの「少年鼓笛隊」から始まり、揃いの浴衣で踊る「シャチはやし隊」。やがて「織田信長」が馬に乗って勇ましく登場し、いち早く西洋文化を取り入れた信長を表すように外国大使や宣教師も連なります。

天下統一を成し遂げた「豊臣秀吉」の行列では、琉球王国との関わりをもっていたということから、琉球エイサーも踊られます。

最後に、将軍「徳川家康」の行列では、最愛の孫娘「千姫」や重臣たちが威風堂々と登場し、三英傑を締めくくります。

行列の途中に行われる、陸上自衛隊員が扮する武者たちによる、戦国時代の激しい合戦の再現も見ものです。

イベントはそれだけではありません。
人気アイドルの華やかなステージや地元名古屋の「おもてなし武将隊」の舞台、参加型のイベントブースなどがあり、名古屋の人々が毎年楽しみにしているのが名古屋まつりです。

天下の奇祭「三谷祭」:

日本にはさまざまな伝統的なお祭りやイベントがあります。
中には、その地域独自の文化や風習から、風変わりなものもあって“奇祭”と呼ばれています。

愛知県蒲郡市で10月に開催される秋祭り「三谷祭(みやまつり)」も“奇祭”と呼べる秋祭りです。

三谷祭が一般的な祭りと違うところは、まず、担いだり引いたりする出し物の「山車」の読み方です。
「だし」と読むのが一般的ですが、三谷祭では「やま」と読みます。

この山車(やま)をたくさんの男たちが力強く引いて、「八剱神社(やつるぎじんじゃ)」と「若宮神社」の間を通り抜け、最後は、「海中渡御(かいちゅうとぎょ)」に至ります。

海中渡御は、この祭りの最大の見所です。なんと山車を海に向かって豪快に引き入れるのです。
4台の山車が海に向けて、若者たちの大きなかけ声と激しい水しぶきで、肌寒い10月の海岸がエネルギーと熱気に包まれ、その迫力には圧倒されるます。

三谷祭の山車は、この海中渡御のための構造になっています。
山車を引く梶棒が進行方向と直角の位置に取り付けられているのです。
このような構造にすることによって、海の中で山車を押す力が入りやすく、転倒を防止できるようになっています。

「コロ」と呼ばれる大きな車輪は、松材の輪切りを使っており、海の中でもスムーズに進むことができるように、多くの祭りで見る山車よりも幅が広く直径約90cmで幅は約50cmあります。

「山車柱」と呼ばれる、山車に取り付けられている高さ10mの柱は、各地区のシンボルとなる飾りが付けられており、これも三谷の山車の特徴となっています。

京都の「時代祭」は、生きた歴史風俗絵巻:

「時代祭」は、10月22日に毎年恒例で開催される平安神宮の秋祭りで、2月に行われる「葵祭」と7月に行われる「祇園祭」と並んで、京都三大祭として数えられるお祭りです。

10月22日は垣武天皇が都を移した日、つまり“京都の誕生日”と言われています。

時代祭で披露される時代行列は、京都が1000年以上にわたり日本の首都として培ってきた歴史のある伝統工芸技術の“生きた歴史風俗絵巻”です。

そのため、行列で使用される1つ1つの衣装や祭具などは、専門家による時代考証が厳密に行われて復元されたものです。
笛や太鼓を奏でながら行進する「山国隊」を先頭に、約2キロにわたって約2,000名からなる行列は、平安京が造営された「延暦時代」にまでさかのぼります。

しかし時代祭の歴史は案外新しく、平安遷都1100年を記念して建てられた「平安神宮」がきっかけで、明治28年から始められました。

平安神宮が建てられた頃の京都は、明治維新によって首都が東京になったことで、著しく活気をなくしていました。時代祭は、京都の人々の町おこしのためのイベントとしてを始められたのです。

時代行列は、3時間にも及ぶ美しい大行列です。
京都が都であった、明治維新、江戸時代、安土桃山時代、室町時代、吉野時代、鎌倉時代、藤原時代、延暦時代の8つの時代に分けて行進します。

この時代祭の運営を支え続けているのは、京都市民からなる組織です。
時代祭りは、市民が作り上げる秋祭りなのです。

人形山車の「針道のあばれ山車」:
福島県二本松市針道地区の諏訪神社の例大祭のメインイベント「針道のあばれ山車」は400年以上の伝統があります。

7つの若連(わかれん)によってそれぞれ自慢の山車を勇壮にぶつけ合う、この秋祭りは、昔、この地方で凶作が続いて疫病が流行り、困った人々はこの災いを鎮めようと山車に人形を飾って、神楽囃子を奏で奉納したのが始まりだと言われています。

一番の見所の「山車もみ」の始まりは諸説ありますが1788年頃と伝えられています。
ひとつの説は、人形山車を引いている時に雨が降ってきて、雨で人形が濡れないように布で覆ったが、雨が降り止まないことに我慢できない若者たちが布をはずした時に、山車同士がぶつかったことがきっかけで始まったというものです。

山車に乗せる大きな人形は、張子製で毎年恒例で若連たちが新作を作っています。
祭りの担い手となる若連は、高校生から30代半ばの男性ですが、最近では若者の人数が減っているので、OBが加わっている地区もあるといいます。

人形作りの作業は、時代とともに楽になってはいますが、作り手の人数が少ないために2ヶ月も前から作業を始めているそうです。最近の人形は、子どもに人気のキャラクターをモデルにしているものがほとんどですが、昔は、博多人形を見本にして作ったものが多かったそうです。

あばれ山車は、山車と山車が激しくぶつかり、もみ合う迫力満点の秋祭りです。
若連たちが激走と激突を何度も繰り返す姿は、勇壮で、興奮の渦に巻き込まれること間違いなしです。

「オクトーバーフェスト」/ビールの祭典

ビールといえぱドイツ、ドイツといえばビールという印象を持つ方も多いでしょう。
そのドイツ・バイエルン州ミュンヘン市では、毎年「オクトーバーフェスト」が開かれます。

オクトーバーフェストは、590万人の来場者が集まり770万リットルのビールを消費する世界最大級のビールのイベントです。
そもそもの始まりは、1810年に当時の皇太子ルードヴィヒと皇女ザクセンの結婚式で、たくさんのミュンヘン市民がお祝いしたことがきっかけだといいます。

現在では、世界一大きいお祭りとも言われています。
会場は東京ドーム約9倍の広さで、巨大な14のビールテントをはじめ、屋台やさまざまなイベントが開催され、ビールが大量に飲み交わされています。音楽の演奏がステージで行われていたり、ジェットコースターや観覧車などのアトラクションを楽しめたりもします。全長数キロにもなるブラスバンドや馬車などのパレードも、このお祭りの見所です。

このオクトーバーフェストは、日本各地でも開催されるようになりました。
日本でのオクトーバーフェストの歴史をざっと調べてみました。
2003年に日比谷シティで5月に「ジャーマンフェスト」、10月には横浜・赤レンガ倉庫で「オクトーバーフェスト」が開催。
2006年には、東京の会場が日比谷公園内になり、その名前も「オクトーバーフェスト」に統一されました。
2007年からは、東京会場と仙台会場で10日間開催。
2012年には、お台場で春祭りと秋祭りとして年に2回開催。
2013年には、日比谷会場で規模を拡大して「JAPANオクトーバーフェストin日比谷」が開催。
2015年には、11の全ての会場合わせて約67万人を動員。

正しく言うと「オクトーバー」=10月の秋祭りのはずですが、そうではないケース(会場)もあります。
とはいえ、暑い時期に開催されるのは冷たいビールを存分に楽しめるからでしょう。
珍しくて美味しいビールや本場ドイツのソーセージを堪能できるだけでなく、ドイツの文化にも触れることができますよ。

秋の風物詩「目黒さんま祭り」

東京の秋祭りとして有名なもののひとつは「目黒のさんま祭り」です。
この秋祭りの由来は、落語の「目黒のさんま」。
実は、目黒区と目黒駅のある品川区の2つの場所で週替わりに実施されます。

そして嬉しいことに、そのどちらでもさんまを無料で食べることができるのです。

品川区のさんま祭りは、友好都市となっている岩手県宮古市のさんまで、目黒区のさんまは宮城県気仙沼市から直送されるものです。また、品川区の方は、さんまに徳島県名西郡神山町のスダチが添えられ、目黒区の方は、大分県臼杵市のカボスが添えられるという違いもあります。

開催されるイベントもそれぞれ違ったものがあります。

品川区の方では、落語を無料で気軽に楽しむことができる「さんま寄席」に加えて、岩手県宮古市、栃木県那須塩原市高林、徳島県、和歌山県みなべ町の4都市連合物産展、野外ライブコンサート、阿波踊りパレードなどのイベントが開催されます。

目黒区の方は、「おまつり広場」として、気仙沼の和太鼓、ダンスやバンド演奏のステージなどが行われます。
「子ども広場」では段ボール製の巨大迷路、ミニ縁日、工作ランドなどのイベントや被災地を復興を支援するイベントも行われます。

どちらも毎年恒例で非常に多くの人が来場するので、美味しいさんまを是非味わいたいという方は、時間に余裕をもって会場に行く必要があります。とはいえ、さんまだけでなく、雰囲気を楽しむだけでも価値のあるイベントでもあります。

巨大な鍋の「山形芋煮会フェスティバル」

東北地方の秋の風物詩と言えば「芋煮(会)」でしょう。
芋煮会とは、みんなで集まって河川敷などで、里芋などの具材を使った鍋料理を作って食べるイベントです。
宮城県では豚肉の味噌仕立て、山形県では牛肉に醤油味、というのが定番となっています。

その芋煮が一大イベントとして盛大に催されるのが「日本一の芋煮会フェスティバル」です。地元の人々は9月が来るのを待ち遠しく一年を過ごします。全国のニュースでもしばしば取り上げられるので、ご存知の方も多いでしょう。

「日本一の芋煮会フェスティバル」の始まりは、山形県の活性化を目的として平成元年に行われたのが最初です。
山形県馬見ヶ崎河川敷で開催されますが、一番の見所は、やはりなんといっても直径6mの日本一大きい鍋で作る芋煮です。

里芋が3トン、牛肉が1.2トン、ネギ3500本、こんにゃく3500枚など、ものすごい量の材料を、熟練の運転手が大型の重機を使って投入する光景は一見の価値ありです。全ての材料は山形産のもので、地元の生産者と協力して、地元のこだわり新鮮な食材が使われています。

気を付けなければならないのは、この大鍋の芋煮を食べるには、「芋煮引換整理券」が必要だということです。
まず整理券発券所で整理券を受け取り、放送で案内があったら整理券番号順に芋煮と引き替える形になります。整理券がないと食べることができません。

芋煮の待ち時間は、会場で開催されているはさまざまなイベントを楽しましょう。

「日本一の芋煮会フェスティバル」で、日本一の芋煮をぜひ味わってください。スケールも迫力も味も別格です。

・・・この記事、続く。

愛犬と一緒に「わんわん秋祭り」:

静岡県浜松市南区中田島の遠州海浜公園で、毎年9月に「わんわん秋祭り」が開催されています。これはワンちゃんたちを中心としたイベントです。
このお祭りは、この公園で開かれている「海浜公園秋祭り」のイベントの1つとして開催されています。

メインイベントは「無料写真撮影コーナー」で、プロのカメラマンが無料で技術の高い写真を撮影してくれるというものです。
「犬種別集合写真撮影会」では、犬種別に一か所に集まったワンちゃんたちをカメラマンが撮影します。一番多く集まった犬種は賞品をゲットすることができます。

「愛犬との暮らし方教室」では、おやつを与えたり体罰を行ったりすることなしに、愛犬をしつける方法を教えてくれます。お座りや犬同士のあいさつをできるようにしたり、犬が我慢を覚える方法を教えたりしています。また、このイベントは、参加する飼い主たちの交流を広げる機会にもなっています。


ワンちゃんがとけちゃうドッグマッサージ 近藤千津子

わんわん秋祭りは、毎年恒例のイベントとなっていますが、ときによって内容が変わることもあります。
障害物競走やだるまさんが転んだなど、愛犬と一緒に参加できるゲーム大会、愛犬のことを専門家に気軽に相談できるコーナー、ワンちゃんたちがかわいく変身するファッションコンテストなど、愛犬家もワンちゃんもわくわくする催し物が多数行われます。

そのほかにも、リサイクルフリーマーケットや模擬店、クラフトアート、コンサートなどのイベントも行われ、とても楽しい秋祭りです。

茨城の秋のグルメイベント

茨城県の秋祭りでは、グルメイベントがさまざまな場所で開催されています。

常陸太田市で11月に行われる「常陸秋そばフェスティバル里山フェア」は、毎年恒例のイベントとして、多くの観光客が集まります。
「常陸秋そば」は、そば職人から最高峰のそばとして評価されている茨城のブランド品種です。
豊かな香りと独特な味わいと風味は、まさに極上のそばと言えます。この秋祭りでは、常陸秋そばを堪能できるだけでなく、全国の絶品の新そばを食べ歩きもできます。また、そば打ち体験では、常陸秋そばを自分でこねて打つことができます。

「大洗あんこう祭」(大洗町)は11月に開催されます。
あんこうは、水深100m~300mのところに生育する深海魚です。見た目は奇妙な形ですが、骨以外は全て美味しく食べられるということでも有名な魚です。茨城県を代表する名産として、特に、大洗町では「あんこう鍋」が盛んに食べられています。
代表的な“冬の味覚”と言えます。大洗あんこう祭では、その絶品のあんこう鍋やあんこう汁を味わうことができます。

また、あんこうの解体ショー「あんこうの吊し切り」は、熟練の板前が豪快で見事な技術を見せてくれ、見物客から歓声があがります。

ひたちなか市の国営ひたち海浜公園で行われるのが「COOK in JAPAN」です。
ここには秋のグルメイベントとして、茨城が誇る“食”が集います。
2014年に始まった新しいイベントですが、趣向を凝らした自慢の逸品を、この会場だけで食べることができるということで、多くの人々が関心を持ち、楽しみにしているイベントとなっています。

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